課題の教科書

Critical Realism for All Leader

怒りをコントロールするための7つの対処法

f:id:criticalrealism:20190106154043j:plain

こんにちは。ポエタです。

よく駅や街中で怒っている人を見かけます。

「自分はあんなに怒らないけどな」と冷静に眺めますが、自分も実は内心では怒りにかられることが多々ある。

人ごとではありません。

どうやって怒りをコントロールしたらよいか、3つの要点と7つの対処法を考えます。

 

1 はじめに

他人が怒っているのを見ると、「何で怒るのだろう?」「怒っても何もいいことはないのに」と思いますよね。しかし、そういう自分が、他人の言動や行動に、つい怒りを感じてしまう。そして、怒りにまかせて、誰かを非難したり、物事を強引に進めようとすると、後で信頼を失ったり、冷ややかな視線を浴びたりします。

怒りの後には後悔が待っています。しかし、怒りはつい沸いてきます。

今回の「課題の教科書」実践編では、怒りの感情をコントロールするための要点3つと対処法7つを考えます。

スポンサーリンク

 

2 怒りをコントロールするための3つの要点

(1)相手を行動として理解する

誰かに対して怒りを感じる時、相手のことを決めつけていませんか? 特に相手の心理面に焦点を当て、怒りの感情をエスカレートさせてはいないでしょうか。

確かに、相手にはあなたへの配慮に欠けたところがあるかもしれません。そういう時は、相手を、世界で起きている一つの現象として理解しましょう。

そのためには、相手の行動に注目して、外面的な事実だけを並べて整理します。どういう状況で、何をしたら、結果としてこうなった、と簡潔に整理しましょう。すると、相手がやったことを、少し離れたところから見つめ直し、理性的に解釈しようとします。

このように、怒りの感情を感じた時には、いかに自分の理性を取り戻すかが重要です。そのためには、相手の心情面からは距離を置き、客観的な行動に着目して、あれこれ批評を始める(心の内で)とよいでしょう。

相手を批評することは、相手のことを相手自身より客観的に理解することです。その超越的な立ち位置にいることを確証すれば、いちいち怒りに振り回されず、怒りをコントロールできます。

(2)自分の感情の深層を理解する

次に、批評の矛先を自分の感情に向けます。怒りの感情は、発端となっている深層の感情に支配されています。たとえば、悲しみ、相手への嫉妬、劣等感などです。怒っている間は、ただ怒りの感情に振り回されるだけで、深層の感情に注意が向きません。

そこで、自分の感情の成り行きも、少し突き離し、解釈してみてください。過去にこんなことがあり、誰かにこんなことを言われて、昔の悲しみを思い出したから、怒りを感じた・・・。こうやって、自分の感情を自分で解釈しましょう。そして、自分の心理を、一つの事象として批評してみましょう。

自分の心理を批評してみると、怒りの感情に駆られることが、バカバカしくなります。そして、世界や他人との関わり方を見直し始めます。そうすれば、怒りの感情をコントロールしやすくなります。

(3)怒りの感情に対処する

怒りを感じ始めた時、怒りに対処する必要があります。また、怒りをコントロールし始めたとしても、あなたの心のどこかには怒りが芽吹いた状態のまま、熱を帯びたしこりになって残っています。この残った怒りが、あなたのあり方に悪影響を及ぼさないようにする必要もあります。その対処法を次に考えていきましょう。

<怒りをコントロールするための3つの要点>

  • (1)相手を行動として理解する
  • (2)自分の感情の深層を理解する
  • (3)怒りの感情に対処する

 

3 怒りをコントロールするための7つの対処法

(1)怒りを感じた事実を書きとめる

怒りの感情を感じたら、その理由や感じた怒りの内容を、言葉で書き並べてみましょう。書くという行為は、頭の整理を伴います。ですから、冷静さを取り戻すとともに、自分が今どのような状態にいるのかを把握することができます。状態を把握することで、怒りをコントロールする手がかりをつかんだことになります。

また、怒りを内面から外へと置き直すことで、怒りの感情を、紙面の上に石ころのように転がし始めることができます。その時、怒りを支配し乗り越えた自分を発見できるでしょう。

(2)物事をすぐに決めない、行動しない

怒りの感情が心の中で残っている間は、重要なことを決めたり、他人に向けて働きかけるのは控えましょう。怒ったときは、とりあえず数秒黙る。仕事にとりかからない。すぐには決めない。

一度その場からは離れ、状況を冷静に把握し始めてから、物事にとりかかりましょう。

(3)相手を加点主義で評価する

相手に完璧を求めないことが大切です。相手の発言や行動に怒りを感じても、「何をどの辺までは許容できる」「このことはプラス評価できる」と加点主義で評価しましょう。

相手が完璧でなくても、及第点には到達した、と見ることはできます。

(4)相手と自分を切り離して考える

相手と自分を比較して、「自分はせっかくこうしているのに、あの人はこうだ」と考え、怒りを感じるケースがあります。そんな時、相手はあくまで相手の世界で生きているのであり、自分とは世界が違う、と切り離して考えましょう。

その際、自分の立場と相手との関係で閉じてしまうのではなく、第三者の視点を想像してみましょう。あなたの立場に配慮していないのは、相手だけで、三者は公明正大にあなたの働きを見ているかもしれません。たとえ、相手に怒りを感じても、「世の中は捨てたもんじゃない」と思い直してみましょう。

(5)怒りの深層にある感情を言葉にする

先ほど、「怒りを感じた事実を書きとめる」と言いました。ここでは、さらに、怒りの深層にある感情にまで分析の手を入れましょう。なおかつ、書き言葉にすると効果的です。

こうすれば、二重にも三重にも怒りからはへだてられ、自分の怒りをコントロールできます。また、一度書き言葉にすれば、似たような状態に再び直面したときも、わりと早く怒りをコントロールできるようになるでしょう。

(6)相手に怒りの深層にある感情を伝える

相手に怒りの言葉をそのままぶつけると、事態がエスカレートして手に負えなくなります。しかし、自分の怒りの深層にある感情だけを、率直に相手に伝えてみると、相手はあなたの気持ちに接する機会を得ます。そうすれば、あなたは相手の表情や態度だけで、すっきりと気持ちがおさまるかもしれません。

(7)紙片の書き言葉だけでケンカしてみる

それでも怒りがおさまらないなら、相手との関係にもよりますが、書き言葉だけでケンカして見てはどうでしょうか。ケンカがエスカレートしない条件で、言いたいことを相手にぶつけることができます。ただし、相手と一定の信頼関係がある前提がないと、ちょっとリスキーではあるので、注意してください。

<怒りをコントロールするための7つの対処法>

  • (1)怒りを感じた事実を書きとめる
  • (2)物事をすぐに決めない、行動しない
  • (3)相手を加点主義で評価する
  • (4)相手と自分を切り離して考える
  • (5)怒りの深層にある感情を言葉にする
  • (6)相手に怒りの深層にある感情を伝える
  • (7)紙片の書き言葉だけでケンカしてみる

スポンサーリンク

 

4 最後に

(1)“人間観察”は面白い

ポエタも怒りを感じる時はよくあります。ですが、たいがいの怒りは、最初に感じた怒りを正当化するために、付け加えた怒りです。怒りは増幅するものだと思います。

そうなる前に、早めに火消しに入ったほうがよい。怒りに身を任せてよい試しはありません。

怒りは、コントロールすればするほど、経験値になって、あまり怒らなくなります。「ああ、またこのパターンだな」「怒らないよう気をつけよう」、と少し大人になった気分とでもいうのでしょうか。

怒りのコントロールを一つのきっかけとして、「人間観察」を徹底してみるのも、面白いのではないでしょうか。

(2)まとめ

  • 「相手の行動」と「自分の感情」を理解し「対処法」を実践する
  • 対処法の経験値がたまると、あまり怒らなくなる
  • よく「人間観察」することできっといいことがある

ポエタ

経営者ランキング

スポンサーリンク

 

スポンサーリンク