課題の教科書

Critical Realism for All Leader

英語力は目的を遂げれば上達するのは本当か

こんにちは。ポエタです。

「英語は手段だよ」「目的が重要だよ」とよく言います。

そうなんですが、英語力は目的を遂げれば上達するのでしょうか。

お笑い番組でよく登場する、乏しい英語力で目的地に必死に到達する芸人の外国道中を事例に考えます。 

 

1 はじめに

英語力は学校で何年学んでもなかなか身につきません。ですが、民放で、英語力のおぼつかない芸人が、外国の街に飛び込んで、外国人に体当たりで道行きを聞き、目的地に辿り着く一部始終を楽しむ番組があります。

この番組を見ると、英語力とは何か、英語力を正しく実践するための課題は何か、ヒントを考えることができます。

 

2 英語力とは

(1)英語力は手段

多くの学生にとって英語学習は、よい点をとってよい大学に入るために学ぶものかもしれません。「何のために英語を学ぶか」まではあまり深く考えないかもしれません。

しかし、「将来海外を飛び回る仕事をしたい」「外国の難民を支援する仕事につきたい」という明確な目標がある人は、具体的な目的があって英語を学ぶことになるでしょう。

いずれにしろ、英語力は何らかの目的の手段にすぎません。

(2)目的を遂げればよい

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英語力を上達させると言っても、単に語彙を増やす、文法をマスターする、速読術を身につける、ことが目的ではありません。

その英語を使って、何を成し遂げたいのか、目的が重要です。極論すれば、語彙力や文法力が全くなくても、今から取り組むことの目的が達成できれば、下手な英語でも十分です。

例えば、海外に旅行に行って片言の英語だけで無事に帰ってこられたら、海外を旅行する目的を達した時点で、十分な英語力を備えていたことになります。

(3)本質は課題対応力

仕事で英語力が必要となった場合も、本質的に問われているのは、課題対応力です。完璧なネイティブ並みの英語力がなくても、何とかなる仕事はいっぱいあるでしょう。コミュニケーションに大きな問題をきたさず、商談をまとめられたら、とりあえず十分な英語力は備わっていたことになります。

もっとも、イギリス人向けに小説を書くような仕事ならハイレベルな英語力が必要でしょう。しかしそれも、目的に応じた課題対応力が求められる点では同じです。英語は課題対応力のひとつです。

 

3 お笑い番組の芸人による外国道中に見る英語力

(1)無茶苦茶な英語

時々テレビで見かけるお笑い番組があります。無茶苦茶な英語しか話さない日本人の芸人が、海外で定められた目的地まで自力で辿り着けるかどうかを試す企画です。

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その芸人は、ともかく目的地に辿り着くために、道行く外国人に道案内を頼みます。その英語は、普通の日本人が聞いても、とても通じるとは思えないレベルのブロークンな言葉づかいです。

果たして、そんな英語力でも目的を達することができるのか、見ている方にとって興味深い企画です。

(2)それでも外国人は親切

その芸人は無茶苦茶な英語で道順をたずねます。しかし、案外外国人は親切に教えてくれます。その芸人は話す方だけでなく、聞く方の英語もダメですが、それでも気心が通じるのか、けっこう理解が進んで、何とか目的地にたどり着きます

(3)目的達成のための課題

この芸人は、ともかく目的を達成しています。目的を達した以上、彼が取り組んだ課題は的確だったはずです。では、その課題は何だったのかを考えたいと思います。

感情をこめる

英語に慣れていない人は、一生懸命考えながら、英語を棒読みで話す癖があります。すると文法の問題以上に、何を言いたいのかが抑揚として伝わらないでしょう。

その芸人は、無茶苦茶な英語ですが、自分の意思を身体中にみなぎらせて、熱心に語りかけます。すると、案外何をしたいのかが相手に通じます。

英語でコミュニケーションする場合、強い意思をもって、相手に対して気持ちをこめて語りかけることが必要です。

積極的に話しかける

ポエタは、数回しかその番組は見ていないので詳しくはないのですが、見た限りでは、その芸人は、スマホを取り出して道順を確かめるという行動はとりませんでした。地図を入手して考えるわけでもありません。

とにかく、道行く外国人に、大声で話しかけ、積極的に質問します。資料調査して沈思黙考するようなアプローチはとりません。知らない外国人でも聞いて教えてもらう。その積極的な姿勢が、彼の課題遂行力を支える行動特性として際立っています。

辿り着くと信じて行く

その芸人は、一応英語で、道の行き方を教えてもらいます。それで、一応わかってはいる。しかし、詳細まで丁寧に聞き取っているわけではありません。気持ちとして理解できているという微妙なレベルです。

そんな不安定な理解でも、その芸人は、思い切って自分の理解した通り、道を進みます。この姿勢は、かなり勇気ある行動だと思います。そして、迷いながらも目的地に辿り着きます。

 

4 最後に

(1)英語力を磨く努力は必要

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われわれは、しかし、ただ何でも体当たりですれば、英語で目的を遂げるわけではないでしょう。実践に加えて学習も大事です。

単に英語力は目的を遂げれば上達するわけではありません。目的を達した後は、それが偶然で終わらないように、英語力を鍛え直す必要があります。取り組みの経過を振り返り、もっとよい表現はできなかったか。相手のけげんな顔を思い出して、文法上の誤りがなかったか。自己チェックする必要があります。

実践は英語力を「使う」だけです。英語力が上達するには「学ぶ」ことも必要です。英語力を持続的に上達させるには、「使う」と「学ぶ」の両方に取り組む必要があります。

そうやって実践と学習を繰り返していけば、英語力は上達し、さらに実用性と洗練度が増すのではないでしょうか。そして、言うまでもなく、学習の効果をあげるためには、勇気をもって実践する経験が不可欠です。

(2)まとめ

  • 英語力は手段だから目的を達すれば十分
  • 実用的な英語は、感情を込め、積極的に話しかけ、勇気で行動する、の3つが課題
  • 英語力を上達させるには「使う」と「学ぶ」の両方必要

ポエタ

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