課題の教科書

Critical Realism for All Leader

ブログのカネの出どころを考えたら収益化の課題の源はこれだった

こんにちは。ポエタです。

今回はコラムです。

目次です。 

1 はじめに

アラビアのロレンスを評したときに、触れなかった事実があります。ロレンスによれば、バルフォア宣言は、英国がロスチャイルド卿宛に出したとされていることです(中野好夫アラビアのロレンス岩波新書岩波書店、2013年、P.131)。

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この記事では、バルフォア宣言が、ロレンスの奉じたであろう「自由の原則」論とは、微妙に反する内容であり、結果的に「自由の原則」論を一部引っ込めるかっこうで戦後交渉は終わったと述べました。

歴史が過ぎ去った今、ロレンスに対する問いを立てるとしたら、こうなります。「あなたがたが費消した戦費はどこから調達したのですか」。この問いに対する答えは不明です。

思うに、ロレンスは有能な人材だったでしょう。事実関係に不明な点はあります。しかし、一般論として「カネは、どんなに優秀な仕事人でも無視できない課題の要素なのではないか。至当な判断はカネ次第なのか?」そういう疑問が、ふと頭をよぎりました。

ロレンス関連の書籍を読んでいて、ロレンスがカネの問題を論じたくだりは、今のところ見つけていません。ポエタの推定ですが、ロレンスにとって、カネの問題はお手上げだった可能性があります。

カネの問題とどう向き合うかは、仕事する上で、つきまとう問題だと思います。真の課題を考える上で、カネを課題の要素から省いてしまうと、落とし穴が待っているのではないでしょうか。

そして、カネの問題は、ブログの運営でも同じように課題の要素ではないでしょうか。今回の記事では、ブログを運営する上で、至当な課題設定を導くために、カネの問題をどう考えるべきか、考察しました。

 

2 ブログ運営におけるカネの問題

(1)カネの出どころ?

ブログ運営では、通常あまり資金を必要としません。しかし、収益目的で行う以上は、収入が発生する必要があります。もし、ブログに載せた広告から収入が発生する仕組みとした場合、広告主からカネを受けとることができます。ブログ運営のカネの出どころは、通常は広告主ということになりそうです。

では、広告主がカネの出どころでしょうか。元をたどれば、広告主にカネを支払った消費者が究極の出どころなのかもしれない。そして、カネを出した消費者は、多くの場合、ブログの読者であったりします。

ブログ運営者は、誰をカネの出し手として、なおかつ誰の目線でブログを書けばよいのでしょうか。広告主をおもんぱかって書く人もいるでしょうし、読者目線という人もいるだろうと思います。

ポエタは考えます。おそらく、どちらもある。先に広告主と話し合い、売るべき商品を決め、商品の広告になる記事を、読者の関心をひく内容で書く場合、書くべき記事の目線は自ずと定まってくると思います(ブログというよりアフィリエイトでしょうか)。

あるいは、想定読者を先に決めて、読者にとって価値のある記事を書き上げ、その記事の余白に、何か関係のある広告がそっと載るだけ、という場合も、書く時の目線ははっきりします。

要するに、ブログ運営を軌道に乗せる上で、大事なのは、単にカネの出どころではない。どんなビジネスモデル(カネを生み出す仕組み)をとるかによって、記事の書き振りは異なるのではないか。

ポエタはそう考えます。最初の問題提起は、カネの問題で転ばないために、ブログ運営では、課題をどう考えたらよいかでしたね。

ポエタは、ブログ運営の課題を考える上では、ビジネスモデルに基づくことが大事なのだと思います。ビジネスモデルはカネの生み出し方の全体構造です。カネの出どころは、カネの生み出し方の一要素です。

(2)重要なのはビジネスモデル(収益化の仕組み)

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課題は、人によって異なります。ブログ運営者が100人いれば、100通りの課題があると思います。それは、ビジネスモデルも同じだと思います。ブログのビジネスモデルは一つではないはずです。一人ひとりが個別のビジネスモデルを構築しなければ、差別化しないので、あまり収益を生まないだろうと思います。

そして、個々特別なビジネスモデルごとに、ブログ運営者によって異なる課題が生まれることになります。課題の根幹はビジネスモデルにあります。ですから、ブログ運営でどのようなビジネスモデルを構築するかが、非常に重要になってくるのだと思います。

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ブログ運営の面白みは、自分で、個々具体的なビジネスモデルを自由に構築するところにあるでしょう。

(3)ブロガーと組織人との違い

ロレンスは、組織人として動きました。組織の壁は厚かったと思います。どうしても打ち破れなかった壁があって、それがロレンスの目的実現の制約だったとポエタは推定しています。

ブロガーは、所属する組織に縛られず、自分でビジネスモデルを構築できます。その点、ブロガーは、組織人とは根本的に違う。

 

3 ビジネスモデルの要素例

じゃあ、ビジネスモデルはどう考えたらよいのでしょうか。ポエタはブログ運営初心者なので、偉そうなことは言えません。ですが、ここまで話して、知りませんでは終わりたくないので、ビジネスモデルの要素例と、考えるヒントだけ出します。

(1)取引先

読者、広告主、下請、協業先…(ヒント:読者は、「記事閲覧者」「広告閲覧者」「商品購入者」に系統立てることができる)

(2)商品

商品性、品質、頻度、生産量、値決め…(ヒント:商品は「記事」だけとは限らない)

(3)提供方法

ブログ…(ヒント:ブログ=ビジネスモデルではない)

(4)拡販

SNS、口コミ、SEO…(ヒント:ブログ自体が拡販手段の場合もあるけど…)

(5)環境

景気変動、インフラ(通信、検索サイト、交通)、ネット規制ネット世論、競合の動静…(ヒント:環境変化に新規ニーズあり)

(6)財務

調達先、調達方法、資金管理、説明…(ヒント:企業に入れば、資金調達は現実味を増すかも?)

(7)リスク負担

リスクの高低…(ヒント:ブログ運営が低リスクなら、代わりに何を負担?)

(8)その他

労務、人事、情報システム、組織、人脈…

 

4 資金の貸し手との付き合い方

ブログ運営では、カネの出どころより、カネを生み出す仕組み(ビジネスモデル)が大事ですよ、と言いました。それでは、カネの出どころについては論じないのか? と質問を受けるかもしれません。

微妙にずらしますが、資金の「貸し手」について、ポエタの思うところを、一般論として述べます。

資金の貸し手には儲けてもらえばよい。逆に言うと、資金の貸し手が儲からないと、問題が起きる。

どういうことか。

資金の貸し手は、事業に詳しくないことが多いです。なぜなら、事業が収益を生み、借りたカネを返済し利息を支払っている限り、資金の貸し手には何も不都合はないからです。

しかし、事業が赤字を出すようになると、資金の貸し手は、だんだん口を出すようになります。そこで事業運営者はマネジメント上の複雑な要素を抱え込むようになります。資金の貸し手が儲からない、つまり事業の収益が出ないのが、最大の元凶です。

なおかつ、資金の貸し手が、カネを貸す以上の目的意識をもっていると話が複雑になります。例えば、「カネは出す。事業でこれを実現するなら、その代わり利息は払わなくてよい。」仮にそうなると、事業運営者の主体性がそこなわれる可能性があります。カネを出してもらうなら、その目的は貸付け利息に限定してもらった方が良さそうです

<資金の貸し手との付き合い方>

  • 資金の貸し手の目的を元本回収と金利収入に限定する。
  • 事業で収益を生み出し、元利返済を完了すれば問題ない。

 要するに、カネを生み出す収益力が大事。つまり、カネを生み出す仕組み(ビジネスモデル)こそ、カネの問題を解決する課題の源です。

5 まとめ

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今回の記事は、ブログ運営では、カネの出どころを意識する前に、カネを生み出す仕組み(ビジネスモデル)が重要です、と強調しました。しかし、ブログ=ビジネスモデルではありません。ブログは価値を提供する方法の一つであり、ビジネスモデルの一要素です。

ブログ運営者一人ひとりに個別に異なるビジネスモデルがあリます。ブログというできあいのビジネスモデルを整備するだけなら、差別化できないので、収益化できません。その点をお伝えしたかった。まとめです。

  • 案外どの仕事にもカネの問題はつきまとい、思わぬ力学が働いて、課題の達成に影響を与える可能性がある。
  • ブログ運営の場合、カネの出どころ以前に、カネを生み出す仕組み(ビジネスモデル)が、至当な課題に取り組む土台となる。
  • 資金の貸し手と付き合う場合は、資金提供の目的と返済原資の利益創出の継続がとても重要だが、本質的にはビジネスモデルこそ、カネの問題を解決する課題の源となる。

 

ポエタ

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