課題の教科書

Critical Realism for All Leader

「課題の教科書」の紹介

こんにちは。ポエタです。

このブログに立ち寄ってもらい、ありがとうございます。

今回の記事では、ブログについての紹介をさせてもらいます。

目次です。 

1 簡単な自己紹介 

大学卒業後、民間企業で、取引先の課題解決の支援にたずさわっていました。

十五年間、課題解決を支援する現場で仕事をした後、会社を退職して批評活動に転じました。このブログは、批評活動の一部です。

これが、わたし、ポエタのアイコンです。

 

f:id:criticalrealism:20180902201838p:plain

 

なぜ、こんな象のアイコンを使っているの? と疑問に思う人もいるでしょう。

理由を知りたい人は、過去記事を読んでみてください。

 

www.critical-realism.com

ポエタにとって、「象」は、取り組みたい批評活動の象徴のような存在です。

では、ポエタは、このブログで、そもそも何を始めようとしているのか?

 

2 ブログで進めている活動の趣旨

(1)基本的な考え方 

ポエタの活動のフィールドは、「批評」です。

「批評」といっても、様々な領域があり、人によって批評の定義は様々です。

文芸、政治、経済、文化、社会など、様々な領域に、批評家と言われる人たちがいます。

彼ら、批評家は、物事の「よしあし」を論じる人たちです。では、なんのために物事の「よしあし」を論じるのでしょうか。この点についての定まった解釈は、ないようです。

そのせいでしょうか、多くの批評家は、好き嫌いや特定の価値観に立った上で、批判的に誰かのやっていることの「よしあし」を、あれこれ論じています。

 

ポエタは考えます。批評とは、この実社会で生きていこうとする人が、目指す目的を実現する上で、何が課題になるかを、浮き彫りにし、その人(批評対象)の活動を後押しすることではないか。そして、そのような人々(批評対象)の課題への取り組み事例を批評することを通して、その人(批評対象)やあなたが、物事の「よしあし」の“基準”についての理解と実感を得られたら、素晴らしい。なぜなら、「よしあし」の“基準”がわかれば、その知識が、新しいことにチャレンジする時の支点となるからです。

 

ところが、物事の「よしあし」の基準って、あいまいだと思いませんか? 同じ出来事でも、人によって受け止め方は違いますし、評価も様々です。意見が異なることで多くの議論が交わされますが、本当に何がよくて何が悪いかは、いまひとつはっきりしないことが多い気がします。

 

ポエタは考えます。物事の「よしあし」は、その物事が、目的にかなっているかどうかで決まるのではないか。

例えば、ある地域社会で、エネルギー調達の多様化が課題だとします。それまで火力発電一本に頼っていたので、太陽光発電の事業所の建設が解決方法です。この課題解決方法は、よいことでしょうか、わるいことでしょうか。

 

f:id:criticalrealism:20181011110322j:plain

 

課題の目的は、地域社会の持続可能性を図ることです。この目的に合致するので、太陽光発電所を建設することは、よいことです。エネルギー源を多様化するために太陽光発電所を増やすことは、目的に合致しています。

もし火力発電の燃料になる化石燃料が値上がりしても、その分を太陽光発電で補えれば、地域社会の安定性、ひいては持続可能性が保たれるからですね。

しかし、気をつけてほしいのは、この解決方法が正しいのは、目的が正しいからではなく、方法が目的に合致しているからです。解決方法が正しいかどうかは、目的に照らして正しいかどうかです。

先ほどの例で、太陽光発電所を建設することは、目的に合致すると言いました。ところが、単純にそうとも言い切れない、という意見も出るでしょう。太陽光発電所を建設するにあたって、地域の森林を伐採し、生態系に危害が加わることは、避けられません。そのことが、本当に地域社会の持続可能性を高めることになるのか、疑問が生じます。つまり、この解決方法は、長い目で見れば、目的に反している可能性があります。

ひとまず、目的に合う取り組みはよいことだと言えます。しかし、実際は、そう簡単に割り切れない問題が残ることが多い。ポエタは、こういう簡単には割り切れない「よしあし」の問題を論じるのが、批評家の役割だと考えています。

 

そして、このように物事の「よしあし」を論じ、経験をためていくことが、「よい(善い)」とはどういうことか、という認識の問題について、議論するための基盤になる。よい(善い)ことの認識が深まり、広まれば、リーダーの正しい意思決定の支点ができる。ポエタはそう考えています。

ちなみに、言葉には、しみついた習慣的な意味があるので、強調しておきたいのですが、「よい(善い)」といっても、因習道徳のご印籠のような意味ではありません。単純に、価値がある、という意味で使っています。もっと違う言葉で言うと、至って当然、とか、至極もっとも、という語感です。二字熟語でいえば、「至当」です。

(2)批評活動のテーマ 

批評活動を正しい意思決定につなげたい。その思いで、もう一つ強調したいことがあります。それは、リアリズム(現実主義)をもって物事の判断に臨むことが、リーダーに求められる、ということです。

ポエタは、これまでの仕事を通して、たくさんの成功事例と失敗事例を目の当たりにしてきました。成否を分ける大きなポイントは、例外なく、リーダーが現実を踏まえ、地に足の着いた認識をもっていたかという点でした。

f:id:criticalrealism:20181011110545p:plain

成功するリーダーは、確かな現実認識に基づいて課題を設定し、解決策を考え出し、実行します。その節目節目で、こんがらがった状況の枝葉を切り落としながら、意思決定するのが、リーダーの仕事です。

リーダーの考えていることが現実からかけ離れてしまうと、意思決定は失敗に終わります。リーダーは、絶えず自分の思考が現実と合致していることの重要性を肝に銘じて、現実を把握しなければなりません。このことは、案外簡単なことではありません。世の中に失敗事例がたくさんあるのは、その証拠ではないでしょうか。平たくいうと、失敗事例は、「考えが甘かった」ことの末路です。世の中のリーダーは、リアリズムを持ち、実践する必要があります。

ポエタは、リアリズムの実践が、社会の発展のために必要だと考えます。というのも、実例に即した「よしあし」の実感が、正しい意思決定を確信とともにおこなうための支点になるからです。ポエタは、リーダーによるリアリズムの実践に、批評という方法で貢献したいと考えています。

ポエタは、「批評としての現実主義(クリティカル・リアリズム:Critical Realism)」を批評活動のテーマに掲げています。その趣旨を、ここではっきり書きました。

(3)当ブログ「課題の教科書」を読む人のメリット 

当ブログ「課題の教科書:Critical Realism for All Leader」は、ポエタが、クリティカル・リアリズムを実践するための場です。ポエタが投稿した記事を、広く世の中のリーダーに読んでもらいたいと思っています。

読者には、どんなメリットがあるのか? ここまで読むと、こういう関心をもってくれる人もいるかもしれませんね。

ビジネスでも注目される「課題」ですが、意外と、課題設定の考え方や課題解決の学習機会は少ないものです。リーダーが、至当な課題を設定し、解決するための意思決定をおこなうには、多くの基本知識や経験のストックが必要です。

至当な課題を設定し、解決策に取り組むには、現実にどっぷりつかりながら、課題について考えるための引き出しを、たくさん開け閉めする必要があります。「課題の教科書」では、あなたが読みながら、多くの引き出しを持てるようになるための、批評をお伝えします。

あなたのリアリズムの確立を支援すること。それが、このブログの価値です。

ブログのカテゴリーは、主に4つあります。それぞれのカテゴリーで、ポエタがあなたに提供したいことを述べます。

 

①理論編

②事例編

③実践編

④コラムその他

 

①理論編 

主に課題についての基本的な考え方や基礎的な概念の説明です。また、ブログ全体で論じたことの総括として、課題理論を深掘りしていくことも予定しています。あなたには、自身の課題について思い巡らし、具体的に考えを掘り下げていく際の、理論的な背景知識に触れてもらいます。 

②事例編 

世の中の過去の取り組み、政治、経済、経営、社会、文化等の実例を取り上げ、その目的と結果に基づき批評し、「よしあし」を論じます。あなたが、成功事例(あるいは失敗事例)の批評を読み、課題設定、あるいは課題解決の現場で下された意思決定の場面では、どんな選択肢が想定されたかや、何が意思決定のトリガーだったか、等について、リアルな感触をもち、正しい意思決定のための実感をつかむことを目指します。

③実践編 

今現在の実在の人、あるいは特定の人を想定して、課題設定や課題解決を実践するための、的確な問いを生み出すケーススタディです。至当な課題設定あるいはその解決は、的確な問いをもたなければ成し得ません。単に目的から演繹的に課題を展開し、論理的整合性をとることに努力をはらっても、至当な課題にはなりません。的確な問いを生み出す実践例を読むことで、課題設定や課題解決が至当である場合の肌感覚や重みを感じてもらいたいと願っています。 

④コラム等 

コラムでは、過去の歴史上の人物等を取り上げ、事績を振り返りながら、人物の生き方を批評します。コラムの過去(2018年9月1日以前)の記事は、ポエタが、このブログで展開する批評活動の考え方を形成していく過程とも重なります。ぜひ読んでみてください。

www.critical-realism.com

 

また、特に「クリティカル・リアリズム(批評としての現実主義)」について、まとまった考えを述べた記事は、別途「Critical Realism」のカテゴリーに分類しています。今後も、記事を増やしていく予定です。

www.critical-realism.com

そして、今後コラムでは、①から③のカテゴリーで課題を批評する上で、重要な基礎情報や予備知識についてのまとめも随時記事にします。

 

今後、上記の主に4つのカテゴリーについて、順不同に記事を増やしていく予定です。

(4)ブログの想定読者 

ブログの想定読者は、意思決定を行う人、リーダーを想定しています。リーダーといっても、職位や呼称にはこだわりません。リーダーには、組織の役職者も含まれますが、ビジネスかどうかに関わらず、何らかの現場で複数人が集まれば、必ず誰かがリーダーになります。ですので、実質的にリーダーシップをとる人が、想定読者です。

 (5)ポエタの課題

ポエタは、読者の皆さんに、メリットの提供を心がけながら、成し遂げたい目的があります。

それが、クリティカル・リアリズムの実践であり、究極的には善の探求です。

その中で、主な課題が三つあります。 

①取り組み事例に関するリアリズム(至当性)の判定

②当事者が課題を生み出すための的確な問いかけ

③クリティカル・リアリズムの実践を持続させる条件の確保 

①の課題は、ポエタが事例編の記事を書くことを通して取り組みたいことです。成功するための課題は、すべて「至当」な判断によって取り組むものだと思います。事例の批評を通じて、この至当性の側面を浮き彫りにしたい。至当性の意味を積み上げていって、善の共通認識を形成したい。

そして、今後の社会の人々が現実とぴったり一致した思考を紡いでいくために、何が必要なのかを考えたい。そして、そうした条件に照らして、何が(どんな人が)リアリズムのリード役としてふさわしいのか、という論点にも回答を出したいと考えています。 

②の課題は、実践編を通して行いたいと思っています。的確な問いは、至当な課題設定の絶対条件です。全ての意思決定は、問いに対する答えに他なりません。リーダーには、自分に投げかけられる無音の問いに気づき、至当な意思決定をしてもらいたい。今いる実在者や特定の人が、何から取り掛かればよいかわからない暗中模索にいるなら、課題を自明のものとする問いをここから発信し、少しでも課題の取り組みを後押ししたいと考えています。 

③の課題は、クリティカル・リアリズムを世の中に押し広げて行きたいという意思をこめています。

 

3 課題批評の3つの特徴 

ポエタの課題批評の特徴は3つです。 

①人物本位

②美点凝視

③意識醸成です。 

詳しくは、この記事を読んでみてください。特徴を3つの要点にまとめました。

www.critical-realism.com

 

特に「③意識醸成」に、課題批評の狙いが凝縮されています。「批評」の英訳は、criticism(名詞)です。critical(形容詞)は、「批評の」という意味の他に、「危機の」「決定的に重要な」という意味があります。

クリティカル・リアリズムは、あなたに危機意識をもってもらう批評の営みです。クリティカル・リアリズムの実践は、このブログの記事を読んだあなたが、今日の予定からして変更せずにいられなくなることが目標です。

 

4 最後に、留意点と活用目的例

(1)まずは気軽に

「課題の教科書」は、ネット上の無料の読み物です。気軽に読んでみてください。何らかの成果や情報の正確性を保証するものではありませんので、プライベートで、知的な刺激が欲しい場合や、時間つぶしに読んでもらえれば、と思っています。

(2)ワークライフバランス時代の滋養蓄積にどうぞ

最近は、ワークライフバランスが言われる時代です。ワークライフバランスは、単なる仕事時間の短縮化ではないですよね。一日二十四時間を、仕事と生活に最適に配分することが、ワークライフバランスの要点です。

その際、仕事は仕事、生活は生活、と分けて考えてもいいですが、仕事と生活が相乗効果を発揮するスタイルが、最も仕事のやりがいと暮らしの生きがいを両立させるのではないでしょうか。プライベートの生活時間に「課題の教科書」を読みながら、仕事時間に必要な滋養を蓄えてみてください。 

(3)成果を上げるための仕事脳のリセットツールにどうぞ

仕事で成果をあげるには、一度目の前の仕事から手を離し、頭の中を支配している雑多な物事の影を消した上で、全体像を置き直したり、本質的な問いを呼び戻すことが大切です。「課題の教科書」は、プライベートの時間に、仕事で忙殺された「仕事脳」をリセットするのに使ってもらえるとよいと思っています。そして、世の中の事例や実践例を読みながら、あなた自身の目の前の景色をもう一度なぞり直してもらうきっかけになればと思っています。

記事を公開する定刻は、原則午前8時です。 

最後まで、読んでもらい、ありがとうございました。

今後もよろしくお願いします。

 

ポエタ

 

2018年9月7日改

スポンサーリンク